2010-06-22から1日間の記事一覧

「さしゑ」2号から編集人が北原恵太にかわり、毎号工夫を凝らして読者を楽しませようとしている。3号に掲載されている「挿絵・漫画家・出身地一覧」地図も、大変な苦労をして編集をしている。出版美術家連盟、漫画集団、独立漫画派、エンピツの会、挿美会からアンケートで集めたデータを元にして作られたものだ。

「挿絵・漫画家・出身地一覧」(「さしゑ」3号、昭和31年)、文字が殆ど見えないだろうから、関東だけでも拡大してみよう。 「挿絵・漫画家・出身地一覧」(「さしゑ」3号、昭和31年)部分 私の出身地・茨城県からは大森弓麿、小松崎茂、佐川美代太郎、矢崎…

「さしゑ」3号(挿美会、昭和31年2月)の紙上展は、1頁に挿絵画家たちの挿絵1点とアトリエ訪問風の写真を掲載し、メッセージを添えた内容で、8頁構成になっているいる。今年99才の仲一弥さんも、1926年生まれで84才の濱野政雄さんも、掲載写真ではみんな若い!

仲一弥:画「遊女小柴」(「さしゑ」3号、挿美会、昭和31年2月) 「土師清二氏の小説『つばくろ権八』から、一番濃厚な場面を描いた。恋人の白井権八と久々での逢瀬に、遊女小柴はすっかり情熱をたぎらせ、そのあと死んだようになっている。土師さんは名分で…