2008-07-18から1日間の記事一覧

今回入手した林不忘『一人三人全集 大岡政談』(新潮社、昭和8年)こそが、丹下左膳誕生の話が書いてある本で、最初は脇役として登場した左膳だが、主役を食うほどの人気が集まり、終いにはタイトルさえも「丹下左膳」となってしまった、という話の出発点なのだ。

先週、高円寺の古書市で、神保町の古本屋「玉晴(きゅうせい)」さんに会い、『一人三人全集』を探しているんだが、なかなか見つからない、という話をしたら、「うちにあったような気がするので、探してみます」といって見つけてくれたもの。東京古書会館で…