西東京市北原町の空家かと思われる家の庭に、 2階の屋根まで届くピラカンサス(ピラカンサ)の木に赤い実がびっしりと実っていた。こんな大きなピラカンサスを目にしたのは初めてだったので、思わずたくさんシャッターを切ってしまった。しかしこれを絵にするのは難しそうなので、木の実のアップ写真も押さえておいた。が、数日後、再度訪れてみたときは、すっかり根元から切り倒されて綺麗に片付けられていました。あの風景は夢だったのかと思わせるような出来事でした。
学名のピラカンサは、真っ赤な実をたくさんつけるので ギリシア語 pyr(火の意)と、枝に多く棘(とげ)があることから、 akantha (トゲの意)これを合成して作られたという。英名もfire thorn(火のとげ)と呼ばれ、エネルギッシュなイメージのかっこいい名前を知ったら、なんか元気を授かったかのような気がしてきました。
・絵手紙=「炎のような赤い実が魅力的」(ピラカンサス)
ピラカンサスの赤い実は、一見美味しそうに見えるのでちょっと口に含んで味を見てみましたが、ちょっと渋みがあり決して美味しいものではありませんでした。後で調べてみたら「果肉には毒はない。人間が食べても鳥が食べても安全。しかし、種には青酸配糖体を含み、種をかみ砕くと毒が出てきて大量に食べると危険。」とありました。どうりで、食べている人を見かけないはずですね。