【待望の《仮面・男爵・博士》叢書第一巻『薔薇仮面
水谷準』(皆進社)発売!】
2013年に『狩久全集』全7巻、限定300セットを刊行した皆進社が待望の第二弾となる《仮面・男爵・博士》叢書第一巻『薔薇仮面
水谷準』(A5、264ページ定価2,400円+税)を発売した。
目次を見ると、「三つ姓名の女」「さそり座事件」「墓場からの使者」「
赤と黒の狂想曲」「薔薇仮面」という4つの短編通俗探偵小説と長編「薔薇仮面」が収められている。
装丁=大貫進樹
装画=森咲郭公鳥
水谷準……北海道函館市出身。本名は納谷三千男。旧制函館中学(現北海道函館中部高等学校)中退後、上京し早稲田高等学院に入学。在学中の1922年に博文館の雑誌『新青年』の懸賞に応募した「好敵手」が1等に入選。早稲田大学文学部フランス文学科卒業。1929年、延原謙に替わって『新青年』の編集長を務めた。1938年に編集長の役職を離れるが、1939年から1945年まで再び同誌編集長となった。
戦後、『
新青年』編集長だったことを理由として
公職追放を受け、このため博文館を退社する[1]。1950年10月13日解除[2][3]。
1952年に「ある決闘」で第5回探偵作家クラブ賞の短編賞を受賞。
横溝正史とは、
新青年編集部以来の親友であり、1934年に彼の
結核が悪化した際には友人代表として転地療養を勧めている。1977年
毎日新聞社刊の横溝のエッセイ『真説
金田一耕助』には、この前年来の横溝の日記が収録されているが(文庫版では削除)、空前のブームで多忙な中、水谷とは頻繁な行き来が記録されている。水谷夫人の病状が悪化していく時期であり、水谷が献身的に看病しながらも疲弊していく様子や、横溝が我がことのように心を痛め続ける様子が綴られている。 (『
ウィキペディア(
Wikipedia)』より)。