2021-10-13から1日間の記事一覧

【書棚から一冊・挿絵のある本(94)その3….オーブリー・ビアズリー:画、トマス・マロリー『アーサー王の死』( J.M.Dent.London、1892-93)の挿絵や縁飾り、章頭飾りなど約580点を5回に分けて紹介します!】

このころになると、ビアズリーは、ジャポニズムの影響を受けた新たな表現技法を手中にしており、『アーサー王の死』の挿絵をバーンジョーンズ風のスタイルで描くことが、本来自分がやるべき仕事ではないことに気づき、やや嫌気をさしていた。それでも仕事と…