2008-09-16から1日間の記事一覧

図鑑ではないが、マニアックな鳥の話がこの本、国松俊英『宮沢賢治 鳥の世界』(小学館、1996年)、挿絵:薮内正幸。帯には「賢治が愛した鳥たちに会える。文学者で日本野鳥の会会員の著者・国松俊英と、日本を代表する生態画家・薮内正幸が、賢治文学に登場する鳥について初めて書いた本。誰も書かなかった賢治の豊かな鳥の世界、もうひとつの魅力がひろがる。」と、宮沢賢治の文学作品に登場する鳥を拾いまくり、説明をくわえている。

国松俊英『宮沢賢治 鳥の世界』(小学館、1996年)、装丁:tee graphics 国松俊英『宮沢賢治 鳥の世界』(小学館、1996年)、挿絵:薮内正幸

いつ購入したのかも忘れ本棚の肥やしになっていた本、国松俊英『鳥を描き続けた男 鳥類画家小林重三』(昌文社、1996年)を取り出して、読み始めたらこれが、やたら面白い。小林重三(しげかず)については「大正昭和の戦前、戦後と六十年にわたって、ひたすら鳥の絵を描き続けた男。日本の三大図鑑といわれる、黒田長禮『鳥類原色大図説』、山階芳麿『日本の鳥類と其生態』、清棲幸保『日本鳥類大図鑑』、そのどれもに鳥類画を描き、その絵は今も鳥を愛する人々を魅きつけてやまない。忘れられた鳥類画家の生涯を掘りおこし、日本の鳥学を築い

国松俊英『鳥を描き続けた男 鳥類画家小林重三』(昌文社、1996年)、装丁:昌文社編集部 国松俊英『鳥を描き続けた男 鳥類画家小林重三』(昌文社、1996年)口絵 国松俊英『鳥を描き続けた男 鳥類画家小林重三』(昌文社、1996年)口絵